ユタ州の同性婚禁止法は違憲

【6月26日 AFP】米コロラド(Colorado)州デンバー(Denver)の連邦第10巡回控訴裁判所(高裁)は25日、同性婚を禁止したユタ(Utah)州の法律について、違憲との判断を下した。連邦最高裁が2013年6月に結婚を男女間に限定した連邦法「結婚防衛法」を違憲と判断したことを受けて、米国では同性婚解禁の動きが広がっている。ユタ州は上訴するとみられ、裁判は最高裁までもつれ込む見込みだ。

 厳格なモルモン教徒の多いユタ州では昨年12月、連邦地裁が同性婚禁止法を違憲とする判決を下したが、その後、州政府の要請を受け、1月に最高裁が同性婚の一時停止を命じていた。州政府はこの間に結婚した同性カップル約1300組の承認を拒否しているが、米連邦政府は同州の同性結婚カップルに支援を表明している。(c)AFP

京都のホテルと古刹(こさつ)が手を組み、同性のカップルが挙式するプランが海外で注目を集めている。ホテルグランヴィア京都(京都市下京区)と臨済宗の「春光院」(同市右京区)が今春、観光も兼ねたプランを海外向けに売り出した。同性愛に寛容な欧米で反響を呼び、問い合わせが相次いでいる。

 プランは3泊4日で、1590年創建の春光院の本堂で式を挙げる。白無垢(むく)か紋付きはかまが選べる和装の貸衣装や和懐石、送迎などが付いて料金は77万7000円だ。新郎新婦の宣言では、2人らが「パートナー」「ハズバンド(夫)」「ワイフ(妻)」などの言葉を使って愛を誓う。海外向けのプランだが、国内でも受け付ける。

 春光院では、プランのスタート前に既に海外の同性カップル5組が挙式している。最初は4年前。春光院で座禅を体験したことのあるスペイン人の女性カップルから寺で挙式したいと依頼され、受け入れた。米国に7年間の留学経験がある副住職の川上全龍さん(35)に、同性愛者は身近な存在だった。川上さんは「日本の仏教には同性愛を禁じる教えはないし、周囲のサポートが大事だ」と考え、短文投稿サイト「ツイッター」やブログで式の様子などを発信してきた。

 一方、ホテルグランヴィア京都は2006年、レズビアンやゲイなど性的少数者「LGBT」の人たちに利用してもらおうと、「国際ゲイ・レズビアン旅行業協会」に国内のホテルで初めて加盟し、社員研修も続けてきた。LGBTの受け入れをアピールしようと、この結婚式プランを発案し、昨年秋に春光院に話を持ちかけて実現した。

 ドイツで今年3月に開かれた旅行博覧会にホテルグランヴィア京都がブースを出店した際、現地のテレビ局や新聞社から取材が殺到し、「日本では同性愛が認められるようになったのか」などと質問攻めに遭った。プランは京都などの観光旅行に含まれており、海外の旅行会社などから計33件の問い合わせが寄せられた。

 日本では同性同士の結婚は認められていない。川上さんは「同性愛者でも皆、普通の結婚や生活をしたいはずだ。今は支援者も少ないかもしれないが、今後は動きは変わっていくのではないか」と期待する。【椋田佳代】

シリコンバレー時事】任天堂米国法人は9日、人気ゲーム「トモダチコレクション 新生活」でプレーヤーの分身(アバター)の同性婚ができず、見直しを求める声が強まっている問題で、声明を発表し、謝罪した。来月6日に発売する米国版「Tomodachi Life(トモダチライフ)」で設定を修正するのは不可能としながらも、続編を出す場合には同性婚ができるように開発を進める意向を示した。

この問題をめぐっては米国の同性愛者やその支援者などの間で見直しを求める声が高まり、任天堂は声明で「多くの人々を失望させた」と謝罪。技術的に大幅な修正を伴うため、「今回は変更は不可能」としたが、続編を出す場合には「ゼロからデザインし、すべてのプレーヤーをより良く表現する」と表明した。

アメリカ社会の中で、リンチ(私刑)を求めるような憎しみの心が高まっているようだ。
米モジラ財団のCEO、ブレンダン・アイク氏が今月3日、自身が創設の立役者となった同財団のCEO職を辞任することを余儀なくされた。彼の罪とは一体何か?2008年にカリフォルニア州での同性結婚を禁止する州憲法修正案修正案を支持して、1000ドルを寄付したことが問題視されたからだ(関連記事:Firefoxの「モジラ財団」CEOが同性婚問題で辞任)。

どうやら同性愛者の活動家たちは、「共生」という寛容の精神を守る気が全くないらしい。自分たちが同性婚を訴えているときには支持しているようであったが。彼らの目標としている新しい社会的秩序というのは、自分たちの性生活を肯定し、かつ普通で健全なものとして推進し、またそれに疑いを投げかける者は誰であれ不健全とみなすことなのだ。さらに言えば、彼らの目標は、新しい道徳的価値観に疑問を呈したり反論したりする者を、まるで昔のKKK(クー・クラックス・クラン、※1)のような偏見でもって疎外することのようだ。

それは言い過ぎだと思うなら、ブレンダン・アイク氏に対する彼らの魔女狩りのような振る舞いを見ればよい。

(ジョージ・オーウェル(※2)風に言えば)いまや文化的風土がゲイの「思想警察」を支持する方向に傾いているようだが、彼らは温厚そうな仮面を脱ぎ捨て、寄付金リストや嘆願書などの記録をはじめ、アメリカの言論の自由を表すものを、次々に容赦ない勢いであさっているようだ。彼らの目標は、同性婚に反対したことがある者を暴き「ばらす」こと、そして彼らを「扇動家」として非難することだ。こうすることで彼らは、自分たちに反対する者は社会的な嘲笑を受け、職を失うと脅し、反対の声を黙らせようとしている。

モジラ財団のミッチェル・ベイカー会長は、声明を発表したが、この声明こそまさにオーウェルが描いた世界を表している。ベイカー会長はこう述べた。「私たちは、幅広く多様な見解を持つ色々な社員を抱えています。私たちの文化は開放的で、社員にも地域社会にも自分たちの信条や意見を公に述べることを奨励しています」

そうだろうか?ここで約束しているような開放性や言論の自由は、「ある特定の」話題に関する「ある特定の」場所での「ある特定の」社員に限るということではないのか。モジラ財団の開放性には、ブレンダン・アイク氏と彼の見解は明らかに含まれないのだから。このようにして言論の自由と、そして人間の良心は失われていくのだ。犠牲者が一人ずつ消えていく。

新たなマッカーシズムがアメリカ社会の中で起こっている。ゲイの思想警察が、自分たちの性生活に反論したり、異を唱えていると思われる者を誰でも問い正している。「お前は、現在またはこれまでに、同性結婚に反対したことがあるか」と。もし疑いの余地なく否定されない場合は、「ブラックリスト」行きで、社会的、経済的に不愉快な思いをすることになる。

今こそ、本当に自由を愛する、善意ある人達が――異性愛者であろうと、同性愛者であろうと、両性愛者であろうと――立ち上がって、声高く叫ぶべきだ。「もううんざりだ!我々の同胞の良心と言論の自由を踏みにじる者は許さない」と。

※1 クー・クラックス・クラン(Ku Klux Klan=KKK):アメリカの白人至上主義秘密結社。
※2 ジョージ・オーウェル(George Orwell、1903〜1950):英国の作家、ジャーナリスト。代表作の小説『1984年』では、スターリン体制下のソ連を連想させる全体主義国家によって分割統治された近未来世界の恐怖を描いた。

 

リチャード・D・ランド(Richard D. Land)

1946年生まれ。米プロテスタント最大教派の南部バプテスト連盟(Southern Baptist Convention)の倫理および宗教の自由委員会(Ethics & Religious Liberty Commission)委員長を1988年から2013年まで務める。米連邦政府の諮問機関である米国際宗教自由委員会(USCIRF=United States Commission on International Religious Freedom)の委員に2001年、当時のジョージ・W・ブッシュ米大統領から任命され、以後約10年に渡って同委員を務めた。2007年には、客員教授を務めている南部バプテスト神学校がリチャード・ランド文化参加センター(Richard Land Center for Cultural Engagement)を設立。この他、全米放送のラジオ番組『Richard Land Live!』のホストとして2002年から2012年まで出演した。現在、米南部福音主義神学校(Southern Evangelical Seminary)校長、米クリスチャンポスト紙編集長。

2013.03.13(水)

ドイツでは、2001年、SPD(ドイツ社民党)と緑の党の連立政権時代、同性愛のカップルが結婚できるようになった。それ以来、同性カップルは、まだ完全には“夫婦”と同格ではないが、“夫婦”に準ずるものとなり、その権利が大幅に強化された。

例えば、1人が病気になれば、もう片方は家族として医者の説明を受けられるし、また、1人が死亡すれば、残された相手は遺産の相続も可能になる。その他、さまざまな夫婦の義務と権利が、同性の夫婦にも備わったのである。

2010年、ドイツには、連邦統計局の資料によると、夫婦として登録して暮らしているゲイ、あるいはレズビアンのカップルが、2万3000組いるという。

市民権を得たドイツの同性カップルに残された、養子問題
ドイツで爆発的に急増中、同性同士の婚姻

ドイツでは、結婚したい男女は、役所にその旨を申し出て、出廷の時間、つまり、婚姻の日を決める。当日は、花嫁と花婿が、保証人2人他、親族、友人などを伴って役所へ出向き、担当の役人の質疑応答を経て結婚が認められ、めでたし、めでたしとなる。

花嫁と花婿は、たいていタキシードとウエディングドレスで着飾っており、結婚したての彼らはそのまま役所の前の広場などに繰り出し、シャンペンを開けて乾杯。午前中に役所の前を通ると、そういうおめでたい光景をよく見かける。

2001年からは、それと同じ光景が、男女ではなく、同性のカップルでも見られるようになった。当時、男女のカップルではなく、むくつけき大男が2人、役所の前で幸せいっぱいでキスをしている写真などが、よく新聞に載ったものだ。

しかし今では、それも珍しくもなく、ニュースにもならない。ゲイやレズビアンは、思ったよりもたくさん身近にいることも分かってきた。

なお、教会での挙式はというと、同性カップルの場合、カトリック教会では絶対に挙げてもらえない。教会での挙式に法律的な意味はないが、一部のカップルにとっては役所の結婚よりも大切なものだ。

だから、それを悲しく思う同性カップルはいるかもしれないが、カトリック教会は、同性愛どころか、再婚も認めていないのだからどうしようもない。

さて、そんなわけで、ほぼ市民権を得たドイツの同性カップルではあるが、法律的にはまだ従来の夫婦とすべてが平等なわけではない。一番大きな違いは、養子をとれないことだ。

同性愛者であることを息子に告白された米議員

[2013.3.18 15:53]

米共和党保守派のロブ・ポートマン上院議員(57)が、これまで強く反対してきた同性婚を容認すると表明した。息子に同性愛者であることを告白され、父親として2年間悩んだ末の結論という。銃規制や中絶の是非などと並び米世論を分断する社会問題に一石を投じた。

ポートマン氏はブッシュ前政権下で通商代表や行政管理予算局長を務め、昨年の大統領選では副大統領候補として名前が挙がった党内有力者。同性婚を許容する法案に対しては、一貫して反対票を投じてきた。

しかし地元オハイオ州の地元紙に、18日までに寄稿し「政府が同性愛者の結婚の機会を否定すべきではないと思うようになった」と吐露。エール大学に通う息子のウィルさんから同性愛者であることを告げられ、自分の信条と相いれないことに苦悩した経緯を記した。

先日、日刊ニュージーランドライフで【ニュージーランド 同性婚を認める法案が可決】というニュースをお知らせしました。

その法案を通す国会の中で同性婚賛成派のMaurice Williamsonが行ったスピーチが、なんて言うんでしょう、ニュージーランドらしさ全開、ニュージーランド人の良さを3倍濃縮還元したみたいなスピーチだったので、皆さんにもシェアしたいと思います。

字幕無しでは話を追っていくのは大変なので、厳密な翻訳ではないんですけど、いろいろ補足も入れながら意訳を書いてみました。

スピーチの簡単な訳

私の有権者の中に聖職者がいます。その聖職者が言うにはこの同性婚を認める法案が通ったその日から同性愛者たちによる猛攻撃が始まるそうです。

ところが私にはそれがどんな猛攻撃なのかわからず戸惑っています。

例えば同性愛者たちが大挙してPakaranga Highwayを攻めてくるのか、それともガスか何が押し寄せてきて聖職者や私たちを閉じ込めてしまうのでしょうか。

他にもカトリックの聖職者に「同性愛という不自然なものを支援している」と言われました。その意見、すごく興味深くないですか?だって、彼らは「一生独身で禁欲」の誓いを立てているんですよ?(それこそ不自然じゃないんですか?)

まぁ、私はそういうことしたことないのでよくわかりませんけど。

また別の人には私は永遠に地獄の業火で焼かれると言われました。

でも、それは大きな間違いです。私は物理学の学位を持っています。自分の体重や体内水分率などを熱力学の方式に当てはめて計算してみました。もし5000度の火で焼かれた場合、私の体は2.1秒しかもちません。これを「永遠」とはとても言えません。

ニュージーランドの国会で行われた、同性婚賛成派の素晴らしいスピーチ

養子縁組について酷い主張も聞きました。中には恥ずべき主張がありました。

私には3人の素晴らしい養子がいます。だから養子がいかに良いかを知っています。

大半の反対意見は、一般の方、この法案が通ることで起こってしまうかもしれないことを心配している人たちです。そういった心配や考慮を私は尊重しています。

彼らは自分たちの家族などに降りかかるかもしれない「何か」を心配しているんです。

繰り返し言わせてください。

今、私たちがやろうとしていることは「愛し合う二人に結婚を認めよう」としているだけです。たっだそれだけです。

外国に核戦争をしかけているわけではありません。農業を壊滅させるウイルスをバラ蒔こうとしているわけでもありません。

私たちの「愛し合うカップルを結婚させてあげる」という法案の何が間違ったことなのかわかりません。もちろん自分とは違う人を好きになれないのはわかります。それはかまいません。でも、なぜ反対する人がいるのかわかりません。

この法案に反対する人に言っておきます。

この法案が採決されたからと言って太陽は明日も昇ります。ティーンエイジャーの娘はそれでも、知った顔をして何でも反抗してきます。あなたの住宅ローンは増えたりしません。皮膚病にかかったり、布団の中にヒキガエルが現れたりしません。

この法案が採決されても、世界は何ごともなかったかのように回り続けます。

だから、この法案で大騒ぎするのは止めましょう。

この法案が通ることは、影響がある人に取っては素晴らしいものです。でも、そうでない人に取っては人生は何も変わったりしません。

 

個人的に思うこと

一般の方たちはどこか同性婚について「それは悪いこと」という認識があるようで、私も常日頃から歯がゆい思いをしています。

しかしMaurice Williamsonさんのこの演説は、その概念をスっと打ち破ってくれました。

「『愛し合うカップルを結婚させてあげる』という法案の何が間違ったことなのかわかりません。」「この法案が通ることは、影響がある人に取っては素晴らしいものです。でも、そうでない人に取っては人生は何も変わったりしません。」

まさにそのとおりだと思います。